哲学/倫理学セミナー








第八回 2003.09.20 馬渕 浩二
「暴力とテロのあいだ」

 解放闘争や、おそらくはそれと連動しているであろう
テロのような現象が、「暴力の連鎖」という言葉によっ
て記述され、気づかぬうちに暴力一般に還元されている。
たしかに、私たちがテレビ画面で目撃するのは他ならな
らぬ暴力である。しかし、もしかしたら暴力とテロのあ
いだにはなにか根本的な差異が存在するかもしれない。
もしそうだとするなら、それはいったいどのような差異
なのだろうか。そして、そのような差異を取り出すこと
は、私たちの生の構造にどのような照明を与えるのだろ
うか。テロを非難したり裁いたりする一歩手前にとどま
りながら、こうした問題を考えてみる。


【参考文献】

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