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第二四回
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「シェリングと悪」 三重野 清顕
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悪はなぜ、そしていかなる仕方においてあるのか。「哲学
と宗教(1803)」以来、シェリングによって自由と悪の問題
が中心的に扱われるようになる。自由においてこそ悪の実在
性が端的に要求されるのであるが、シェリングはその根源を
経験的な時間性を超越した、それでもなおひとつの時間性の
うちに見出すことになった。こうしてシェリングは「自由論」
から「世界の諸世代」にかけて、時間の外なる「過去」「未
来」をめぐる歴史哲学の構想へと向かったのであった。本稿
ではこうした自由、悪の時間性をめぐる基本的な枠組みを明
らかにすることを目指している。
【参考文献】
- シェリング『自由論』
(岩波文庫あるいは中公世界の名著)
- シェリング『シュトゥットガルト私講義』
- シェリング『世界の諸世代』
(シュレーター版全集第3巻及び遺稿集所収)
- カント『たんなる理性の限界内の宗教』
〈カント全集10〉(岩波書店)
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