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第五一回の予定
【第一部構想発表】
「経験と自然」 鈴木 康則
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あらゆる認識が経験から始まるとすると、経験とは未知なるものである。
だがドゥルーズによれば、経験とは反復である。反復である限り、それは
同じものの繰り返しであり、未知なるものは存在しないことになる。
また、厳密に未知なるものが経験だとすると、その未知性ゆえに経験は
人間にとって疎遠なものにとどまるはずである。
では経験はいかにして認識へと生成するのだろうか。あるいは経験は
どのような仕方で、人間的認識システム(自然)のうちに入り込むのか。
今回の発表ではこうした問いを、ドゥルーズを参照しながら考察する予定である。
【参考文献】
- ジル・ドゥルーズ『経験論と主体性』
(木田元・財津理訳、河出書房新社)
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【第二部発表】
「芸術と自然」 三重野 清顕
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一般に、ドイツ観念論の芸術思想においては、伝統的な自然模倣という
原理は拒否される。そこでは、美学の対象は芸術美へと限定され、また
ミメーシスの原理が採用されることもないのである。しかしシェリング
の初期思想における「絶対的生産性」としての自然の概念に基いて自然
模倣に再解釈を加えることによって、そのドイツ観念論における意義を
積極的に評価することが可能であるように思われる。本発表において
われわれは、芸術と自然との関係を、おもにその時間論的側面から問い
直し、模倣論を再評価することを試みる。
【参考文献】
- シェリング『自然哲学の一体系への構想序説』(1799)
- シェリング『自然哲学への一体系への第一構想』(1799)
- シェリング『造形芸術の自然への関係について』(1807)
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