第五八回
【第一部構想発表】
「レヴィナスの感受性論について」 前田 雅彦
|
感受性論はレヴィナスの著作において、初期の現象学研究から
後期の著作に至るまで重要な位置を占めている。『全体性と無限』
において感受性は主に「享受」の議論に関わるが、本発表では
後期の『存在の彼方へ』の解釈に重点を置く。『存在の彼方へ』
において他者を感受する「傷つきやすさ」として定義されるに至る、
レヴィナスの感受性論のもつ倫理的意義を見出すことを目指す。
【参考文献】
|
【第二部発表】
「カント『判断力批判』における「技術」の検討に向けて」 大熊 洋行
|
本発表では『判断力批判』における「技術」の検討に向かう
ための予備的考察を行う。カントは自然の美しいものを規定す
る際、自然のものが同時に技術の所産と見られる場合に美しい
とした。また、第一序論においても技術をめぐる記述を相当の
分量見出すことができる。こうした点からも、『判断力批判』
において「技術」が占める重要な位置が窺われるように思わ
れる。しかし、この問題はこれまで必ずしも中心的な扱いを
受けることはなかった。今回は扱うテクストの範囲を、主とし
て『判断力批判』の序論、第一序論、ならびに第一部の美に
ついての判断の箇所に限定する(当然のことながら他の著作
も念頭に置く)。そして、その上で「技術」の問題の直截的
な検討の前に、Subjektと無関心性という二つの概念を整理し
つつ、その問題構成を探ることを目的とする。
【参考文献】
|
|
【お問い合わせ】 pe-seminar@mail.goo.ne.jp
|
|
[第五七回]
[第五九回]
[過去の例会1]
[過去の例会2]
[過去の例会3]
[index]
|