哲学/倫理学セミナー










  近年、哲学の実効性が叫ばれ、思考のアクチュアリティが唱え
 られる中、その要請に応ずるように様々な形態の応用哲学/倫理
 学の試みがなされております。生命、環境、倫理、共生、等々、
 多様な言葉に託された「応用」の可能性は、すでに広く模索され
 つつあるといえるでしょう。我々が参与している実際の情況の身
 の丈にあわせて思考すること、それは単に必要であるのみならず、
 哲学/倫理学の本質たるに十分であるとも思われます。しかし、
 このような動向のために、古典と呼ばれるテクストの傍らを性急
 に駆け抜け、思考それ自体の吟味を怠ってしまうならば、それは
 優れて哲学的/倫理学的であるべき営みを痩せ衰えさせることに
 もなりかねません。少なくとも、テクストを精読し、テクストと
 の対話を通じて丁寧に思考を紡いでいく場が、同時にどこかで確
 保されていなければならないと思われるのです。

  本研究会では、このような認識に基づいて、とりわけ哲学/倫
 理学を学ぶことによって垣間見られる、思考のもつ歴史の<深さ
 >を重視しながら、自らの専門領域に閉じこもることなく、相互
 に批判・検討しあう場を形成することが目指されます。眼前の
 実効性にとらわれることなく、この「今」を規定している歴史
 の深さを感受すること、こうした経験を研究会というかたちで共
 有することができたならば、会としてこれに優ることはありませ
 ん。ここに、皆様の参加を乞い願う次第です。なお、本研究会で
 は、以上の趣旨をご理解いただいて東京大学倫理学科の熊野純彦
 先生をお迎えすることになっております。万障繰り合わせの上、
 お越しいただければ幸いです。

【お問い合わせ】 pe-seminar@mail.goo.ne.jp

最終更新日 2009.11.11
第六一回、第六二回例会更新

【参加者ブログ情報】
精読/濫読セミナー
イマージュ茶話
パリ東京日記
【次回予告】
第六一回例会
■09.11.28 13:30〜16:40
アカデミー湯島
■学習室
■「善さと無限な時間」
■田中隆伯
■「自己認識と行為」
■宮村悠介
■皆様ご自由に
 ご参加ください。
【活動予定】
第六一回例会
 (09.11.28予定)
第六二回例会
 (09.12.19予定)
【活動履歴】
第四〇回〜
第二二回〜第三九回
第一回〜第二一回
【シリーズ】
エコノミーの思考
悪と暴力の倫理学
差異のエチカ

【リンク】
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